あさひ学園の療育について
基本方針 (療育の中で 大切にしてること) |
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療育のねらい |
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療育計画 |
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相談活動 |
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乳幼児期(0歳~3歳)に取り組む「親子での療育」の大切さ
あさひ学園の親子療育では、子どもたちが楽しくてとびきりの笑顔になる時や、思いと違うことが起きて癇癪を起こしたり、気持ちが向かず活動に取り組めなかったりして困っている場面を大人が一緒に共有することで、深く子どもとつながりがります。
子どもの集団生活にご家族(主にお母さん)が一緒に参加することで、成功体験だけはでなく、上手くいかなかった体験もその状況と合わせて「わかる」経験を積むことで、気付かないうちに子どものことをじっくり理解して、支える力が育まれていきます。
そして、お母さんが一人で心配や悩みを抱え込まず、子どもを取り巻く関係機関の大人たちと協力して育てていくという大切な意識をもつことができます。それは、子どもに関わる機関、専門職、支援者とつながる力になります。
親子療育は、スタッフが生活の中で子どもの力を発見してお母さんと共有しながら日常に活かせるよう取り組み、懇談会や学習会の中から子育てや生活を振り返る知識を得ることもできます。
ご家族がそばにいる安心感の中で、子どもにとってわかりやすい環境を作り、様々な経験を積むことは、子どもの「やってみよう」「自分でできる」「ほら、できたよ、見て!」と、心身の成長や発達を拡げやすくします。
あさひ学園で、毎日親子で培ってきた生活や遊びについての経験(具体的な方法等)を就園先等に伝えられることは、これから先、子どもたちがどのような場所で、どのような人たちの中で過ごすことになっても、それまでと同じような環境や関わり方によって「切れ目のない支援」を受けられることになります。それは、お子さんだけではなくご家族にとっても大きな安心であり、強みとなります。お子さんのライフステージが変化する中で、このことが継続されるよう、この時期に親子で通う療育を実践することは、その基礎になると考えています。
あさひ学園が大切にしていること
★1)「安心・安全な療育環境」・・・
常に清潔感のある施設管理、充実した感染症対策、衛生管理に努めています。
★2)「小牧市の早期療育の拠点」・・・
約半世紀に渡り培ってきた実績と経験値に基づく支援内容や専門家の意見、研修等で得られた知識等を活用し、子どもの姿を様々な視点から推察し考察することで、一つひとつの背景(理由)を丁寧に捉えて、ご家族と共有し根拠に基づく支援を目指しています。
★3)「発達の土台作り」・・・
上記2)を「個別支援計画書」に表し、『療育作り→実践→振り返り』を繰り返します。併せて、ご家族(主にお母さん)とのコミュニケーションや学習会等を通じて、「わかりやすい療育」を心掛けます。
※あさひ学園では、訓練ではなく、毎日の生活や遊びの場面から、信頼できる大人との関わりや気持ちの交流を図ります。そして、安心できる環境と楽しい活動の中で、身体や手の使い方、身のまわりのこと、食物の嚙み方、お友だちとの関わり方やコミュニケーション等が育めるよう取り組みます。子どもの気持ちに「共感」することで、子どもが支援を必要とする瞬間に、私たち大人がその調整役となり子どもの経験が拡がるように支援します。
★4)「相談のしやすさ」・・・
親子で通われることで、スタッフも子どもの姿を一緒に捉えながら、保護者の方(主にお母さん)のお話をお聞きすることができます。スタッフや専門職に困っていること等を話してみることで、考えや気持ちを整理し、次のステップを見出せることにつながります。一人で抱え込まずに一緒に考えていきましょう。
※「家族支援」として、ご家族参加型の行事があります。お母さんだけではなく、他のご家族(きょうだいを含む)があさひ学園のことを知り、ここでのお子さんの様子を見たり感じたりできることで、あらためてご家族で支え合えるきっかけ作りができたらと思っています(年間行事をご参照ください)。
★5)「関係機関との連携」・・・
ライフステージが変化しても、一人ひとりの子どもにとって「切れ目のない支援=親子を中心にして、その周りに位置する関係機関等が、同じような関わり方ができるよう情報が共有されたり、支援方法が統一されたりしていること」が実現できるよう、他機関に働きかけています。
ご家族の希望により、年度末等に就園先へ引継ぎに出向いたり、就園後もお子さんの様子について、ご家族や就園先と一緒に検討したりしています。