第9回たくみの会報告

2000年10月27日(金)

午後7時〜午後9時30分

<参加者> 大西、玉置、山田、鈴木、酒井、松浦、梶田、伊藤、八槇

 
<発表> 松浦→ 不定詞形容詞用法 アイテムsomething to eat / drink / read  etc
       
山田→ エネルギー問題、今後の発電所のあり方についてどう考えさせるか
              ドレミフア、ウォーン の話題より

        鈴木→ 総合的な学習に想うこと
    

<今回の焦点(3つの発表を受けて)>
「何を教えて何を学ばせるのか」、これが話題の中心となりました。そして、英語、エネルギー問題、総合的な学習に関しても、「学ぶことのリアリティー」をどれだけ持たせられているかということがポイントとなりました。

松浦先生がずっと取り組んでみえるGDMを取り入れた英語指導法は、実際に伝えたくなる場面を教室内に創り出し、生徒個々が自ら学び取る手法だと私自身はとらえています。そういう意味では「リアリティーの創出」がされてこそ、GDMの手法が生きるのだと判断しました。

山田先生は、前回のエネルギー問題に関して、「資料調べを中心とするエネルギー学習」に対して、対岸となる提案をされました。クリーンエネルギーを作りだせという課題と生徒の考えを確かめることができる実験装置は圧巻でした。この提案も「リアリティーを生み出せ」ということにつきるように思います。単純な調べ学習に終わらせるなという提言でした。

鈴木先生は、数年前からの旭中の総合的な学習の取り組みを振り返り、次年度の方向についての発表でした。私自身、総合的な学習におけては課題作りが最大のポイント、本当の意味で自らの課題となったときに子どもは予想を超える活動を始める、このことも信じています。こういった考えに支えられた旭中の実践を紹介していただきました。課題自体がふるさとに関するものが多く、これもまた「リアリティー」と言うことなんだと改めて思いました。

なお、総合的な学習に関する話題については、たくみメーリングリストで継続的に話し合いましょう。