たくみの会 提案資料
          総合的な学習に想うこと
                            東加茂 旭中学校 鈴木正則
○総合的な学習の時間づくりについて
(1)総合的な学習の時間のねらい
  ・生徒が自己実現する活動ととらえたい
  ・最終的には問題意識を持ち続ける生徒を育てたい。
      ○中学生が決められた時間内で課題を解決したと思う、思わせることでいいのか。
  ○問題の対象
      自分(生き方) 人社会(文化)自然
(2)テーマを考えるとき
  ・学年テーマを与えるとき、キーワードを考える、与える。
    2年生 自分の生き方を考えさせたい
       →キーワード 師匠をさがせ
  ・テーマ名を工夫させる
    テーマ名を決めさせるときの教師の支援
    ○○を調べよう  ○○をしろう というテーマ名にしない。
    * アクションのわかるテーマ名にする。
(3)総合的な学習の指導のポイント
  個人テーマを決めると段階での指導が最も重要
  生徒の想いを先生がよくよく聞いてやり、表面の後ろにある考え、こだわりを見抜く。
  「君が考えていることはこいうことなのか」
(4)旭中学校で実践してみて
  1年生でふるさとを基盤にしたテーマを考えさせてみた。すると子どもがふるさとでみていることが明らかになった。
  ・川(美しい水、川の源流)
  ・老人(過疎化、福祉)
  ・星(きれいな空気 環境のよさ)
<次年度の方向>
1年 とことん「川」
   川から子どもが何を見、何を考え、どんな問題意識を持つか
2年 ふるさと創造 僕のふるさと論 ふるさと活性化
3年 今、自分ができること

総合的な学習・・・子どもが地域に出ていくことは、子どもが地域の願いにふれることになる。
         また、子どものエネルギーを大人がもらうことにもなる。
         地域活性化の渦をつくる。
総合的な学習・・・なぜ学ぶのか、自分がこれからどうあるべきか、自分探しをするよいきっかけになるようにしたい。