教育つれづれ

第30話 みんなで子どもを育てる

平成14年8月5日

我が校のバスケットボール部男子が、見事、県大会まで駒を進めた。
偉業である。
学校全体に活気をもたらせてくれたし、夢も持たせてくれた。
その部の顧問から次のような話を聞いた。
うれしくて思わずここに書き込んだ。

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今回の市内大会、愛日大会、県大会はいずれもパークアリーナという地元でできたことがよかったです。
それはたくさんの方が応援に来ていただけたからです。
上位に勝ち進むにつれて、小牧中の先生や保護者の方はもちろん、いろいろな関係から他校の先生や、お父さんやお母さんまでが応援に来ていただけたことは、本当にありがたいことでした。
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他校の方まで応援にきていただけることは、学校としてもこの上ない喜びだ。
こうしたことが起きるのは、この顧問の日頃のあり方だと思った。
自分のチームにはもちろん一生懸命、そのほか、どこの子どもであろうが分けへだてなくかかわる姿勢、保護者にも同様、この姿勢が生み出したものだとつくづく思った。

そして、さらに話が続いた。

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他校の方が言われたことで、先生、特にうれしいことがありましたよ。
小牧中は本当にみんなで、一丸となってやっているねえ、
学校全体で一つになってやっているって感じ。うらやましいねえ。
と言われましたとのこと。
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バスケットの試合を通して、学校全体まで評価していただけた。
本当にうれしいことだ。今の状況であれば、けっして過大な評価だと思わない。
こうした雰囲気をぜひとも持続していきたいと強く思った。
それにしても幸せな学校に勤めているものだ。ありがたい。

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