教育つれづれ

第19話 総合学習発表

平成14年2月18日

1年生、2年生の総合的な学習の発表を見た。
1年はスキルを身につけることを中心に進めた成果がよく出た発表で、
基礎基本がきっちりと押さえられていた。
2年は1年生での取組が基になっていることもあって、きっちりしている上に
自分の思いをどのように伝えたらよいかをよく考えられた発表だった。
それなりにいいし、レベルも高いと思った。
しかし、何か物足りない。

発表者自身もおもしろい!と思ってやっているのだろうかと感じる班がいくつかあった。
これはなぜだろう。

それは彼ら自身の主張がなく「調べたらこうだったのです」といった発表に終始しているからだ。

子どものレベルでオリジナリティがだせるものかと言う方もあるだろう。
確かにその通り。容易にできることではない。
しかし、指導の視点としては、自分らしさ、班らしさを明確にさせることは忘れてはならないと思った。
質の高い真夏の衝撃の再来はぜひともさけたい。

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