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中学校 数学
「★をつかめ」見学記

愛知教育大学附属名古屋中学校:玉置 崇 教諭

多様な個性を生き生きと
ぼくカメ 20分弱ほどだったが、自分なりの探求方法を発表しあい、友達の考えにうなずいたり、首をかしげたり、感嘆の声を発したり・・・なんだか、すごく楽しい。勘でわかったという直感派、徹底的に情報を集めて解き明かすコツコツ派。ここまでしかわからないというはがゆさ、自分が感じ取ったパターンをうまく説明できないもどかしさ。それぞれの個性さながら、さまざまなアプローチが教室を彩る。
 自分で手がかりを見つけることのできる仕掛けが、授業を活気づけているように感じられた。どこに目をつけたか、何に気づいたかが大切にされている。そのための環境をつくる強力な助っ人としてコンピュータが使われている。

5人のジャンプで1から31までの数が表せる!
写真 「1人だけジャンプさせる数字はどんな数字なの?」という先生の質問で、核となる数が16、8、4、2、1であることを確認する。
 1人ジャンプ、5人ジャンプ、2人ジャンプ、4人ジャンプ、3人ジャンプと、それぞれをメモしてみるようにという先生の指示。
 どんな数字のときに2人ジャンプになるかを発表した生徒は、「3、5、9、17、6、10、18、12、20、24」と答える。「3、5、6とこないで、3、5、9、17という順序なのは、あることをうまく利用しているよね」と先生が言われると、「1人ジャンプの数字を2つ足すと2人がジャンプする。6が出てくるのは、1からが終わって、次の2に4を足すから」と別の生徒が答える。
 各自、それぞれをメモすることで、1、2、4、8、16の組み合わせによって、1から31までの数が表わせることを確認する。

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