教育つれづれ

第34話 責任をとるということ

平成15年4月20日

4月の学校は一度にいろいろなものが届く。教材も1年分がどさっと届く。これだけの量があると間違いもある。

ある問題集が届いた。開けてみて、箱の外側の表示と中身が違っていることが分かった。これは販売店のミスではなく、出荷側のミスである。販売店の方に話すと、深々と頭を下げて「申し訳ありませんでした。」と言われた。「いやいや、これはあなたのミスではなく、出荷側のミスですから」と付け加えた。すると、「何年も続けて使っていただいているのに、このようなことがあって本当に申し訳ありません」と再び深々と頭を下げられた。一切、出荷側について責めるような言葉はなかった。

自分なら、一言、二言、言い訳もいいたくなるものだ。本当に見習わねば!まだまだ自分はいたらない。

 

前へ 目次へ 次へ