第11回たくみの会報告

2000年12月16日(土)

午後5時〜午後8時

<参加者> 大西、玉置、山田、松浦、大森、吉原、梶田

<発表> 吉原 → 小学校低学年における読書指導
          (第37回愛知県学校図書館大会での発表)
          主題 読書の楽しさを味わわせる読書指導

<協議> ハイパー図書館ソフトについて
          読書を通して子どもをどう育てたいのか

* いつものとおり、玉置の独断と偏見による記録である。

<ハイパー図書館について>
返却の方法 返すときにカードなしにしたい→考慮する
貸し出し数のデータがとれるようにしたい→考慮する

<発表を受けて>
図書データ入力は図書ボランティアの活用
データ設定の先の見通しが必要
図書館から中庭へ出て本を読むことができる→発表骨子
公立図書館との個人カードとの連携 
図書ボランティアの運営 自立運営
ボランティアが楽しんでいる → 楽しかった 牧中生のコメント
教師はどういうかかわり方をしているのか
読みたい本が学校にない→いわゆる平積みになる本がない
購入する本の視点
読ませた本と読みたい本が一致しない
読書が子どもたちに与える影響
考える力が子どもにほしい
不読児は増えている
本を没頭して読む子はそれで問題もある
本に没頭する子どもは対人関係が苦手になってしまう傾向もある
励まし続ける機会が必要である
中学校の図書費導入の対比効果は薄い
その子にとって、バランスよくやることは、
昔の子に比べて本を読まなくなった→本当か?
今は本当に本を読まなくなったのか。
活字離れと言われるが本当にそうか。本の出版量は増えている。
若い人は活字をよく読んでいる。
人生のトータルで見ると、読書量というのはどうなんだろうか。
子どもが本に出会う時期は若い時しかだめか。
物事の視点→視点が固定されすぎていないか。
一人の人間の軸で見てほしい。
勉強する時期はその一人ひとりによって違うのではないか。
テレビゲームがおもしろい。そこから人生を見つける子どももいるのかもしれない。
本を読む子は偉いのか?
いい本に触れている子はやはり違う。その子はもともとそういう素質があると言うこともできる。
「本って何だ」→「本は出会いの機会でしかない」
本を読みなさいと言って、好きになる子と嫌いになる子がいる。
本読まない子は何をしていないかもしれない。
過去の「是」をそのまま引きずっている。本を読む子はいい子。
漫画を読むと馬鹿になる、読書が大事。
読書だけで思考力がつくか。
学校生活の中で、読書の位置。
議論がスポットでいきすぎる。ピンポイントでの話。
トータルの中でこれは何であるかという考え。
「考える力をつけたい」→読書ができる。
既成概念をうち破ろう。本を読まない人は馬鹿か。
「基礎基本」の具体化 どういうことができたら基礎基本がついたと言えるか。
朝読の効果は?→「朝の読書と生徒の変化」を参考に
中学校生活で本を読む時間を想定していない。
楽しみの読書をどう創り上げていくか。読書感想文が最たるもの。
読書感想文を書くときの相手意識は。
授業は教師がプロジュースするもの。学級間で図書ボランティアの活用に温度差があったというが、ボランティアの方は「教師に売り込んでください」というアプローチもおもしろいのではないか。教師の活用の視点しだいである。
小牧中学校として「図書」の位置づけをどうするかを考えたい。
目標が明確にないと、批判もできなければ感想も言えない。
教師はあなたはどうなりたいか→
部下を育てることと仕事と同じ。
スキルの位置づけ。
自分の中に明確になった瞬間に再現性が生まれる。
本質を教える教師でありたい。
試験問題自体が評価。次によくなるために試験をする。
子どもの答案のチェックをすること。これがコンサルタントの初めの一歩。
自分で学べるようにステップを明確に。
ブックリストの分析をしたらどうか。自分たちの思いをつける。
何冊読んだ、どんな本を読んだだけではだめじゃないか。
ポートフォリオ

<このあたりから協議は多岐にわたっている>

学び方とか考える力をつける方法はたくさんある
だけど教師はいろいろとやらない。
総合的な学習のよさはだれもやったことがないから学ぶことができる。
子どもたちの理解を助けるために絵を描く。仕掛け。
GDMの発想は他の場面でどこで生かすか。
先生にとっては専門的な知識はいらない。
通知票は何のために出すのか
先生と保護者とのタッグマッチ
通知票は保護者の印をとるほど重要視している。
先生と保護者とのコミュニケーションをとる手段
部活の評価を入れてもいい
いろいろな方法があることを分かってほしい。

☆ ちなみにインターネットで「読書指導」で検索したら、あるわあるわ。
ちょっと見て面白そうな2つを紹介。

アメリカの読書指導 2000.1.21

情報活用能力育成のための読書指導
─「ブックディベート」を取り入れた授業の実践を通して─