吉原さんの発表「読書の楽しさを味わわせる読書指導」骨子

−発表論文の項目を並べ、玉置の判断で、その項目のポイントを挙げました−

1 はじめに

    図書ボランティアが毎年40名ほど登録されている。ボランティアを図書委員の活動を通して実践したことを述べる。

2 実践内容

(1)魅力ある図書環境をめざして

    ア コンピュータによる蔵書の管理・貸し出し

    手軽に利用できるので、子どもたちが喜び、利用する回数が増えてきた。
    本の検索、貸し出し状況、各個人の図書履歴、人気のある本、よく借りている人などのデータが出せるので、さらに活かしたい。

    イ 図書館とつながった中庭、多目的ホール

    図書館や教室で閉じこもって読書するより、中庭、多目的ホールは気分転換して読書に親しめるようである。

(2)図書ボランティアとともに

    ア 毎週金曜日20分放課の読み聞かせ

    毎年40名近い人数が登録。新刊本、寄贈本の受け入れ、本棚の整理、本のリサイクル
    月、土曜日の20分放課に貸し出し、返却のお手伝い
    毎週金曜日に20分放課にコンピュータルームで読み聞かせ

    高学年への読み聞かせが比較的少なく、あまり高学年が聞きに来ていない。今後の課題である。

    イ 読み聞かせの会や読書週間での活動

    体育館を使って比較的おおがかりなものである。影絵、大型紙芝居と趣向をこらして、効果音、生演奏なども取り入れて見せてくれる。ボランティアの熱心さが読書意欲を高めることにつながっている。

    ウ 冬の読み聞かせとして、各クラスへ出前

    狭い教室での読み聞かせは臨場感が味わえ、読書に親しむ機会が与えられた。

(3)図書委員と子ども読み聞かせボランティアによる活動

    図書委員は常時活動のほかに読書指導を高める活動も取り組んでいる。

    「おはよう読書」への取り組み(毎週火曜日全校読書タイム15分間)
    子ども読み聞かせボランティアの活動
    心ゆたかになる読書の木を満開に(掲示物、多読を目的に)
    ブックリストを読もう(小牧市立図書館と連携して作ったブックリストを紹介する活動)

(4)兄弟学級との読書交流

    兄弟学級読み聞かせ集会の実施
    例 5年生から3年生に読み聞かせの本を紹介する。 読み聞かせタイムに5年と3年がグループを組み、5年のリーダーが3年生に工夫をこらした読み聞かせをする。その後、感想交流をする。