M小、A中の総合的な学習から
第10回たくみの会(平成12年11月24日)より
*この記録は大西さんがA中の総合的な学習を参観されて感じられたこと、指導されたことを玉置がお聞きし、まとめたものです。
- 先生も子どもも活動するのが目的となってしまっている。
- 先生が指導してしまっている。
- 「報道班」という子どもたち自身による総合的な活動の評価を生かしたい。
- あえて失敗させ、報道班を核にして子どもや教師に気づかせる。
- やって終わりの活動ではなく、次につながる活動を作り出したい。深まりがほしい。
- 今回の活動を振り返ること、これが大切。しかし「反省をしよう」という呼びかけではいけない。行動面や時間的な面などいわゆる瑣末な反省ばかりになる。「先生が学んだこと」といった呼びかけがいい。
- 牛乳パックを集めて紙を作るという活動。一方で大量の新聞と乾かすための多くのアイロン。どこか変だと子どもたちは気づいているか。何がリサイクルなのかと。
- 7に気づかせるための手だては「報道班」の活用。
- 課題決めまでのステップを考えたい。
- 最初のステップは「〜したい」という気持ちを引き出すこと。
- 生活科と総合的な学習との違いを明確に。体験することが主→生活科。目的意識を持って学びにまで転化するのが総合的な学習。
- 課題意識がない子どもへのアプローチ。M小のある先生は一人一人と何度も話した。かなりの小さなステップづくり。小さな仕掛けの連続。評価を意識した行動をさせること。
- 小さなステップ→クリア→小さなステップの連続技。
- 子どもにどうなってほしいのかを具体的にする。小さなステップでいい。
- 今の状況を見て、短い期間での目標が必要。これがないとあいまいなだらだらの活動になる。
- テーマばかりに注目がいっている。我が校は環境についてやりました。国際理解をやりましたと。そうじゃない。それよりスパイラルな学習展開の中での「学びの再現性」があるかどうかが大切。環境についての知識を増やすことが目的?課題設定の力や課題解決の力を育てることのはず。今の活動による学びが次の活動で生きるかどうか、つまり再現性があるかどうかが大切なはず。この視点から支援の仕方を考えたい。何を教えるべきかが見えてくる。(玉置は再現できるための力=骨太の「骨}と解釈した)
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