第58回小牧落語を聴く会
東西若手激突!

入船亭扇辰vs桂こごろう
平成16年5月30日(日)

演   目
 
扇辰 「紋三郎稲荷・甲府い」
こごろう 「つる・くっしゃみ講釈」


商工会議所での最後の会となりました。

 からむニスト「東西の対照的な高座」

 小牧商工会議所会館での「第58回小牧落語を聴く会」は、東西の若手、入船亭扇辰と桂こごろうの二人会。
 桂南光の弟子のこごろうは36歳。「つる」は、聞きかじったデタラメ話の受け売りに失敗する、ギャグが豊富だが技量を要する噺を、エネルギッシュに演ずる。次の「くっしゃみ講釈」は、講釈師のご大層なポーズを”いかけ屋が軍艦の注文を受け取った”ようなという、初代春団治系の形容ギャグに、”パーマ屋が、大仏の頭引き受けた”というのを加えたり。だが総体に、4月の米朝落語研究会での「好演」には及ばない。
 いかにもご隠居という風情の扇橋の、弟子の扇辰は、38歳とは思えぬ落ち着きにふさわしく、聞く機会が少ない「紋三郎稲荷」と「甲府い」。だが、”手回しが早え”は”手回しがいい”か”話が早え”なのでは?
 次回は9月5日に、会場を移して正朝の独演とか。(楽互家)

パンフレットより

 おはこびをいただきありがとうございます。前回(文左衛門さん)が昨年12月でしたから、約半年ぶりの例会です。世話人たちは決してサボっていた(仕事ばかりしていた)わけではなく、ご存知のように「落語から学ぶエコライフ」での扇遊師匠の落語会や、「小牧みらい塾」の講師として七転八倒(前夜は)の苦しみを味わったり、もちろん3月の「染丸・たい平の会」の企画・運営と大忙し。そしてそれ以外にも、近隣での落語の催しを企画させていただいたりして、世話人たちには「久しぶり」といった感覚はまるでない感じです。
 というわけで、今年は3回の予定ですが、その1回目の今日は昨年から始めた「東西の若手の会」ということになりました。昨年は、真打直前の菊之丞さん(江戸)と元気いっぱいの紅雀さん(上方)でしたが、今年のお二人は昨年のお二人より少しキャリアの長いお二人です。ごゆっくりお楽しみください。

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