2001/1/11

変化と対応

−やはり、やはり変域が大切 −

  1. 変化と対応第9時 反比例第2時。

  2. 前時の続き。「長方形があります。面積は10cm2です。たてと横の長さはいくつか。」

  3. 表を完成した後、「たてと横の関係は、小学校で学習した反比例の関係があるのだが、表のどこからそれが分かるか」と問いかける。

  4. 「@たての長さが1cmずつ増えているのに横が減っている」「Aたて×横が10」「Bたてが2倍、3倍、4倍・・・となると横が1/2倍、1/3倍、1/4倍・・・となっている」という3種類の反応。

  5. @は正比例の場合でも言えることを説明する。ABについては表で確認後、反比例の特長として再確認。

  6. 表の見方をABをもとに表を縦↓に見る、横→に見ることが大切さであると指導。

  7. 反比例の一般式について説明。

  8. 変数の変域を拡張し、すべての数とした上で、y=6/xの表、グラフをかく学習に入る。

  9. 「xの値はどこからにしようか」と問いかけ変域を意識させる。左端に・・・を書き入れ、その後-6から6を記入する。右端は何と聞き、どこまでも数が続いていることを意識させ、・・・を記入する。

  10. xに対応してyの値を発表させる。xが0のときはyも0という発言。そのまま記入しておき、何か気づいた人と尋ねる。xが0のときのyの値はない、という意見有り。前時の例(たての長さが0では長方形ができない)を元にyの値がないことを確認。

  11. y=6/xのグラフをかく作業開始。表をもとに点だけをおく生徒、(-6、.1)から(6、1)までは線で結んでいる生徒、グラフ用紙の端から端までかく生徒の3つに分かれる。

  12. それぞれがどのグラフが良いと考えているかを挙手で把握。全員がグラフの端から端まで結んだほうがいいと挙手。どうして考えが変わったか、説明を求める。

  13. 「分かりやすい」という意見。「皆さん、いいですか」という問に「xはすべての数だから」という意見が出る。その意味を確認後、板書で変数を定義してあるところにチェック。

  14. グラフがどのような形状になるかを問う。

  15. 「スウッ」と続くという意見。この意見で分かるかと問い、他の生徒の様子を見て「これでは分かるようで分からない」と指示。

  16. かぎりなくx軸に近づくという意見。

  17. 「かぎりなく近づく」ということはどういうことかを確認のため、意図的指名をした生徒を前に出させ、説明させる。xがどんなに大きくてもyは0にならないという発言。xを6000などにしてもyは0にならないことを再確認。

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