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体調不良で休みを取られた先生の代役として急遽授業実施。
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啓林館2年教科書p124練習1の問題を考える。

(問題文)線分ABの中点Mを通る直線lに、線分の両端A,Bから、それぞれ、垂線AH,BKをひきます。このとき、AH=BKであることを証明しなさい。
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<初めて教える生徒であることもあって基本の確認から>
「線分って何ですか」「直線は」という質問から投げかける。はっきり表現できない子どもも多い。「線分には中点があって、直線には中点はあるかどうか」など、おやっと思うような質問を続ける。
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問題文を書き、線分と直線との交わる角度について尋ねる。必ずしも教科書の図のようでなくてもいいことを確認。
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何を明らかにしなければならないのか、線分が等しいことをいうためにはどんな方法があるかなどを聞き、三角形の合同に目をつける必要性を理解させる。小刻みな確認作業を重ね、証明を終わる。
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啓林館2年教科書p125問題1を考える。

(問題文)頂角∠Aの大きさが30°の二等辺三角形ABCがあります。底角∠Bの二等分線が辺ACと交わる点をDとすると、
BC=BD=AD であることを証明しなさい。
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前問を生かして、「線分が等しいことを言うのだから、合同を使えばいいね」と揺さぶる。「だめだ」という反応あり。ではどうしたらいいか。二等辺三角形であることを利用するという考えが出る。
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二等辺三角形であることを言うために、∠A=∠ABD、∠C=∠CBDであることをいうことに焦点をしぼる。
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証明ができたところで、∠Aが36°でないと成り立たないのかを考える。50°や28°といった意見がでたが、成り立たないことに気づく。36°しか成立しないことを説明して終わる。
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啓林館2年教科書p125問題2を考える。

(問題文)線分AB上に点Cをとり、直線ABの同じ側に2つの正三角形△ACD、△BCEをつくるとき、AE=DB であることを証明しなさい。
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問題文には点Cの位置はAB上であればいいので、教科書とあえて違う位置に点Cをとる。
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線分が等しいことを言えという問題→合同は使えるかという問に使えるという反応。では合同である三角形を見つけよという発問。
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合同であろうという三角形が見つかったところで、証明に入る。意図的指名により証明を進める。
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証明ができたところで、△ACEがくるっと回ると△DCBと重なることが分かるかと問う。「回転移動」という発言などにより理解させ終了。