2000/12/11

変化と対応

−変域にこだわって ○分と△個−

  1. 「変化と対応」第3時。初めに「比例する」とはどういうことだったかを矢継ぎ早に確認。20人ほどの生徒に意図的指名。式の形、特長、変数、比例定数という用語確認を何度も行う。

  2. 問題文提示。「深さ30cmの円柱形の容器に水を入れていく。水面の高さが毎分2cmの割合で高くなっていくとき、水を入れ始めてからx分後の水面の高さをycmとするとき」まで書く。

  3. 問題文を指し、比例関係があるかと問う。xが変わるとyが変わるとかxが1のときyは2、xが2のときyが4(板書の表参照)となるから比例という意見。

  4. xとyの関係を式に表すと「y=ax」という形になるかどうかと問う。y=2xという式をほとんどの生徒が書く。よく分からないという生徒に他の生徒が説明。

  5. 前時のアイスクリーム屋の場面では、x、つまりアイスクリームの個数が0の場合が考えられるかどうか話し合ったことを生かして、今度は0分があるかどうかを確認。0分はあっていいとの意見。表に0を加える。

  6. ではxは4.5といった数値は考えられるかと問う。3人ほどの生徒が整数値しかだめだという考え。そこで、アイスクリーム屋のxの変域と今回の場合の変域を比べさせようと板書(2つ目の板書図)

  7. 「4.5分は分と秒に直せるので・・・」という考えでxの値として考えられるという主張。子どもの考えが今一歩はっきりしないために、○分と△個をネタに「連続値、不連続値」の別を説明。

  8. 小数を考えてもいいことを押さえた上で、xはどこまでいいかと問う。

  9. 15分までという意見。「問題文にない数値がなぜ出てきたの?」といった問いでその理由を全員に広げる。

  10. 数直線の図をつかって、不等号を使った変域の表しかたを説明。

  11. 類題で理解を深める。

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