- 方程式 9x+2=4x+17 を解きなさい、と指示をした。すぐさま3と発言した生徒がいた。つかさず、どうやって考えた?と聞いた。
- 「3を入れたら、うまくいった」との返答。「すごい!」と返す。なぜ3を入れたのかと聞くと、「たまたま」と言い切る。
- しめた!授業者にとっては、おいしい場面である。黒板に「たまたま」と書く。
- では、7x+15=3x−5 を解きなさい、と指示した。そして、「さあ、今度はいくつ」と聞く。なかなか返答がない。今度は難しいかい?と突っ込む。この解は−5、たまたま思いつく数ではない。
- 周りの子どもから「早く!」という声がかかる。つっこまれた生徒はイライラする。そして、「わからん」と一言。「そうか、今度はたまたま分からないね。これでは学問にならないね。どういう方法を見つけたらいいのだろう。」と全員に聞くと、「確実にできる方法」というつぶやき。つかさず、黒板に「たまたま→確実」と書く。
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