議事録
■たくみの会

■日時
2002年12月18日(水)19:00〜

■場所
エドウェル会議室

■参加者
松浦、長谷川、梶田、酒井、山内、鈴木、大西、玉置(記)
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<聞く力にかかわって>
・子どもだけでなく、教師自身も「聞く力」が必要である。この力は授業だけでなく、生徒指導でも同じである。
・子どもが言わんとすることをとらえる力。
・なぜ子どもは間違えたのかと発言からとらえる力。
・自分が教師として変わったと思えた瞬間。子どもの顔を見て子どもの内面がとらえられるようになった瞬間。
・子どもの言葉に耳を傾けられないのでは、生徒指導もできない。

< 努力とは>
・無駄な努力をさせて向上した事実なし!と教師は知るべき。正しい努力をしたらなんとかなると教えたい。
・頑張れのかけ声だけでは教育はできない。
・教師自身が無駄な努力をしているのではないか。
・一生懸命やるのは当たり前。それを評価して終わりではいけない。その上に何を築くかが大切。
・企業は社会貢献をしてお金を稼いでいる。金儲けは社会貢献をして生まれるものである。
・社会で夢を実現するには、学び続けることである。これを子どもたちに理解させたい。
・自分が頑張ってもうまくいかないのは運のなさだと思っている。運ではない。どのような努力をしたのかを振り返るべき。

<鈴木さんのレポート習熟度別実践をもとに>
・習熟度で「上位」「中位」「下位」グループを組んでやってみたが、「中位」グループの指導が難しいことを知った。
・「下位」グループだけでも話し合いは成立する。
・習熟度の授業イメージは、小中では違うのではないか。中学において「下位」グループでの話し合いはうまくできるのか。
・下位の子どもが後日に上位になれる力を教師が意識して付けてやれないとダメ。
・上位の子どもには問題をたくさんやらせ、下位の子どもにはゆっくりさせるといった程度の考えではダメ。
・できる子どもとできない子どもの差は効率ではない。量とスピードではないはず。質の違いを理解すべき。下位の子どもは何が分かれば上位になるのかを明確にしておき、それを身につけさせない限り、壁は破れない。つまり、基礎基本は何かを明確にすることである。
・少人数、習熟度という体制をとるためにクリアできる問題をはっきりさせるべき。初めに少人数ありきではダメ。
・下位の子どもはここをクリアしていけばいいのだ!ということは、はっきりさせることができないものなのか?認知心理学の分野?

<今日の締めくくり>
たくみプロジェクトの方向性→「聞く力」「少人数・習熟度」「生き方指導」

 

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