第7回たくみの会報告

2000年7月24日(月)

午後6時〜午後9時30分

<参加者>

大西、玉置、牧野、長谷川、鈴木、山田、伊藤、松浦、大森、梶田、大谷、三田村

 <議題> 梶田→エネルギー教育について 
     大森→ある日の音楽の授業から
 

<発言記録> ・・・玉置が勝手に記録したもの

長谷川さんの<WILL>を話題として
クラスの問題を担任のせいにする風潮
教師間のかかわりあい
現職教育係の学校内における位置づけはどうなっているの?
授業が成立しない場合の学校体制はどうなっているか?
TT体制・・・支援の仕方は確立していない。
困っている先生の割合はどれだけあるか。
騒然となることは今はない。
私語が飛び交っている。
かなりの高校がむちゃくちゃの状態。個人の問題にすり替える。
科の問題にすり替える。やってられないわ。
教科としてどうしていくか、学年としてどうしていくか。
問題解決の仕方をみんなで考えていかないといけない。
授業が成立していないことをどういう経路で分かるようになるか。
学校としてどう把握するか。
向山の指示の明確化は効果があったのか。
黒板を書いてくれるようになった。
指名した後、一言コメントをするようになった。
教員になったときに教わっていないといけない基礎・基本がなっていない。
技術を意識してやっているかどうか。
教師集団の中の教育力がなくなっているのではないか。
こうしたWILLをわざわざやらなくてはいけないことが多い。
教師の力量不足で片づけていいのか。
こちらの基本的な技能だけで解決できるものか。
この教師はどうしたいのか、何をしたいのか。
子どもの耐性の部分。
自分も頑張っているのだから、おまえも頑張れよ。
マインドコントロールのうまい教師について力量が高まった。
学校としてどうシステム化しますか。
かかわるしかないぞ。
その先生の普段の子どもとのかかわりかたはどうか。
力で押すことは無意味である。恫喝する生徒にどうするのか。
学校として、どういうルールでいこうか。
苦しんでいる教師と苦しんでいない教師。
先生同士で話し合う時間がない。持てない。
人が頑張れるのは何か。共有化できる。
当たり前のことが当たり前にできなくなると苦しい。
前段階的なできないと成立しない。
子どもは教師の話の50%は分かっていないものだ。
もっと具体的に話をしてやらなければならない。
先生が言ったことを言い直してほしい。
子どもが言っていることを分かっていない教師。
自分として言ってほしいように言ってほしいように教師は持っていく。
キャッチ&レスポンスが大切。
子どもがコミュニケーションを求めているかどうかも怪しい。
相手に伝えたいという気持ちが分からない。
教師の力量が落ちてきているからだけではないのではないか。
複合的な問題がある。
あの子はいいなあ。僕もああいうふうにしたい。
なぜ、あの子だけは許してもらえるの。
道徳の面がすごく弱いのではないか。
いいことか悪いことか分からない。
怒られることがない子どもが多い。
やる気がなければやらなくてもいい。自分がやる気のあることだけをやればいいという感じがする。
我々がやらなくてはいけないベーシックな面を育てなくていけない。
個性のはき違え。
今は博打教育。すごい人物が出る確率は低いのではないか。
九九ができない。
「鍛える」ことが大切であると思う。
野口芳宏氏の「鍛える」シリーズ。頑張ることによって、夢を持たせることができる。
無理矢理やらせてはいけないという言葉で、自信をなくした教師がいるのではないか。
知的好奇心が湧かないほどの基礎学力不足。
なぜ共有化できないのか、学校はできないのか。
日常的に自分の蘊蓄を語る時間があったように思う。
お互いに言い合える雰囲気がなくなってきている。
若い教師がいない。
斉藤喜博の時代から言われていたように思う。
先輩から盗む教師がいない。
他の学級経営が見えない。なんとなく自分が感じるだけである。
学級の時間で学級内での諸問題を話し合わないのですね。
文部省は「学級の時間」の確保はないのではないか。
学級独自の時間が持てない。学級に任せられない。学年で計画ができない。
イマジネーションが持てない。

梶田さんからのエネルギー研究会報告をもとに
子どもたちに見せるときにどういう形で見せるのかが、ものすごい問題だ。
お互いに分からないでもいいから、深めていくことが大切。
原子力は危険、安全?
あらかじめ資料を用意することは大切だが、客観的に判断できる資料を用意できるかどうか。
諸刃の剣。
両方の立場での資料が必要である。
飛行機と列車との事故率。飛行機の方が事故確率は低いが、被害が悲惨である。
教える側の立場の知識は必要である。この問題を考えるときの知識はものすごく必要である。
どういうふうに与えていくか。子どもが一生涯にわたって考えていくことができる課題としたい。
結論がいっぱいあるねえ。
実際に授業をやってみると、生徒はけっこう原発はしかたがないというのが3割。
風力発電をだんだん増やしていけばいいというが・・・。
エネルギーはどういう状態であろうが、ものすごい大切であることは認識させておきたい。
生徒は自分の問題として考えてほしいと思っている。
電気は作ってもあまりそう。だから節電が進んでいるので、原発事情が減ってきている。
子どもに考えさせたい問題であるが、ものすごい問題である。答えは出ないはず。

大森さんからの「ある日の音楽の授業」より

1 目標
和音について
2 授業の流れ
・ ドレミファドーナッツのテーマソングを照れずに歌う。
「一度会ったら友達だ。毎日会ったら兄弟だ。ミド、ファド、レッシー、ソレオ。
どうなっているのこの島は(ドーナッツ)。
ドレミファ、ドレミファ、ドレミファドーナッツ」
・ 登場人物を確認する。
「ミド・ファド・レッシー・ソレオ」
・ミドとファドの兄弟のテーマソングを歌う。
・ピアノで確認する。
・ドミソの組み合わせのように、気分良く聞こえるのを和音という。ワオーンじゃないよ。
・五線の上では、ちょうど、団子三兄弟のように並ぶ。
・順番にピアノで3つの音を重ねたときの音の重なりを聴く。
・ドミソと同じように聞こえるのは何番目ですか。
・だから、1度の和音と、4度の和音と、5度の和音だけを5年生で覚えるのです。

なぜ短調と長調と言うのか。
主音って何?理由づけがはっきりしていない。
なんでこれはハ長調と言われてしまうのか。
日本人って3度下げてはもれない人が多い。経験量の違い。日本人の特性がある。
滝川小学校にいるレゲエの息子が知りたい!
音の経験が圧倒的に違う。
小さいときからの経験が大きく違う。
運動においてもリズム感は重要。

三田村さんからの問い合わせ
学校で今外注したい業務はないか。