第1回たくみの会報告

2000年1月28日(金)

午後7時〜午後9時30分

 

<参加者>

大西、玉置、牧野、酒井、長谷川、山田、中川、浅井、神戸、鈴木、前田、吉原、柴山、大谷、伊藤、後藤、小林

 

<内容>

☆ 己を語る −自己紹介―

 第1回は、己を語りあうことで会が終了しました。それぞれの方が語られたことを紹介することは差し控えます。

第1回目の報告としては、玉置が会の初めに紹介した「オフサイトミィーテング」について書籍の中からポイントを紹介しておきます。

「フサイトミーティング」、会社の風土・体質を変えるために、柴田昌治という経営コンサルタントが唱えている研修方法です。我々の現場でそのまま採り入れることができるものではないと思いますが、私が第1回目は「自己紹介」だけで十分と考えた理由がここにありますので、紹介をさせてもらいます。詳しくは書籍をお読みください。

 

オフサイトミーティング 「なぜ会社は変われないのか」日本経済新聞社p150〜

オフサイトミーティングは、いわゆる研修とどこが違うのか。理解しやすくするために従来型の旧世代研修と対比させて特徴を説明すると、明らかな違いは4点ある。

1 答えがあらかじめ用意されていない

 普通の研修は、あらかじめ受講生に対して教えるべきことが用意されている。それに対してオフサイトミーティングでは、初めから答え(これが正しいという教える側の答え)は用意されていない。といっても、情報提供という形での基本的な問題提起はなされる。

2 結論を出すことがノルマ化されていない

 “創造とは発散の中により多く出現する”というのが経験から得た実感である。良い議論というのは、最初に十分に発散したうえで収束(まとめ)に入っていく議論である。まとめは必要なのだが、初めからまとめることをノルマにしてしまうと、まとめることだけが先行して発散できなくなってしまう。

3 決まったプログラムがない

 最初から決まったプログラムがないというのは、この種の議論が、決められた時間どおりにきちんと進行するという形態にマッチしないからである。

4 議論の前に心の枠をほぐす

 最初の段階で「自己紹介」にできるだけ多くの時間をとって、心の柔軟体操をしてから議論を始めることが大切である。

 自己紹介というと、普通、思い浮かべるのは入社年度、社歴などを長くとも数分間で述べる程度のものである。それに対してオフサイトでの自己紹介はそれを自己紹介と呼ぶのが適当がどうか考えてしまうほど異色のものだ。

 自分というものを素直に表現する、仕事をしている時の部長とか議長とかの顔でない自分というものの存在を主張してみるというのがとりあえずの狙いである。

 

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