新聞に載って自己満足
2002.7.1

6月22日に小牧市の岸田家修理完成記念公開でやらせてもらった落語について
中日新聞夕刊(7月1日号)に掲載された。
ありがたや、ありがたや。

修復になった小牧市指定有形民俗文化財「岸田家」で、桂九雀独演会が催された。
開口一番が愛狂亭三楽。プロではない。小牧落語を聴く会の世話人の一人で、好きが昂じて高座に上がった中学の現職教頭。
「生徒から拍手はもらえません。逆にこちらが『ハイハイハイみんな静かに・・・』と手をたたくことがあります」などの体験的マクラから入った「子ほめ」で、結構受ける。
続いて上がった九雀「ああいう先生がいられるのは、小牧教育界にとっていいことかどうか・・・」(爆笑)
九雀で感心するのは例えば、冷房のない会場にふさわしい当日の「青菜」も、大家の主人と奥方の、人前で物事を伏せて言う会話を気に入った植木屋が、早速まねにかかる気持ちが、すんなり伝わること。辞する際、次の間の奥方に声をかけるのもいい。
落語のリニューアルは、今風のギャクの挿入よりも、”より自然に運ぶ”工夫なのである。(落互家)

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