16.4.2

平日ということもあり七分程度の入り。

■ゆう生「道灌」
■小太郎「悋気の独楽」
■文左衛門「手紙無筆」
独特の間や表情、しぐさが噺をより可笑しくしていて効果的。
■マギー隆司・手品
■駿菊「湯屋番」
■萬窓「蔵前駕篭」
プロでこの噺を聴くのは始めてでしたが、オチの前で、褌一本で駕篭に乗っている客がくしゃみをするのはどうなんでしょう。妙に間のびして感心しませんでした。先代金馬のようにトントンとネ。
■扇辰「道具屋」
■馬遊「饅頭こわい」
もうすこし落ち着いて。語尾が流れる時があり、聞き取りにくくしています。
■彦いち「熱血!怪談部」花◎
今日のお客さんはどこか重い雰囲気をひきずっていましたが、ここだけははじけていました。まずマクラが面白い。よくある学校寄席でのエピソード風の話だが、この人のニンに合っている。本題の噺も良く出来ていて無理のない人物設定。体育会系の流石(ながれいし)先生が学校の怪談部の顧問になって‥‥という噺。ところどころ今風のギャグも入れて、よい出来でした。
◇中入
■喬太郎「喜劇駅前結社」
この噺、やっぱり無理あるよなぁ。もともとは三題噺かなんかですか。「泣いたかわうそ」とか「ポルポト」とか「たらこ」など、どう考えても唐突で。それなりには可笑しく聞けましたが、娘の人格もいまいち不鮮明で。
■三太楼「崇徳院」
ねちねちやって30分。若旦那から恋煩いであることを聞き出すまでが長い。少し退屈しました。
■たい平「青菜」
植木屋が梅公にお屋敷と同じようにやる場面で、植木屋と梅公の上下が混乱してしまいました。