16.1.23

会場に入ってびっくりしたこと。
書くのも躊躇するが、事実だからしかたがない。
それは会場ががらがらであるということ。
なぜ??????
もう一度、
なんで?(尾張弁)
ようわからん現象。
名古屋の文化の低さととらえられたら悲しい。

■佐ん吉 「たぬさい」
 前座としては、会場もある程度あたため責任を果たす。ビラ字の返しなど、もう少し落ち着いてやってくれるといいんだけど。お客さんはあらゆるとこを見てまっせ! 

■吉朝 「まんじゅうこわい」
 すでに今年2回目のまんこわ。元日、大阪一心寺の時のように短めバージョンかと思っていたが怪談噺も入った長編まんこわ。幽霊の姿、まんじゅうを食べる仕草などでも芸の力をまざまざ見せつける。笑いと感心の一席。正月に聞いたばかりの吉朝版くすぐりも再確認しながらの笑い。

■米二 「持参金」
 初めて生で聞いた米二落語。この人もいい味がある。米朝一門、恐ろしい。ただし、このネタはやりづらいでしょうね。これだけセクハラが言われる時代。いつまで上演できるネタなのか。いつまでも許せる日本でありたいと思うのだけど。

■吉朝 「愛宕山」
 春、春、春。外の寒さを忘れさせてくれました。あったかい春らしい日、一八が汗をかきかき、必死に登る愛宕山。ええ景色でした。そして、なんと言っても茶店のオバンに当たった瓦け。額に手を当てたオバン再登場で会場は大笑い。しっかり描かれているから、あれだけ笑えるんですねえ。

■吉朝 「首提灯」
 仕上げは首提灯。たっぷり楽しませてもらいました。上燗屋とのやりとりに、さらに笑いを加える無駄のない計算尽くの仕草。道具屋とのやりとりも、毛抜きの仕草で笑いの間を上手に生み出し、お客を引きつける技。今回も堪能しました。

で、最後にもう一度。なぜ、こんなに少なかったの?もったいない!!!