16.1.5

仕事始めの勤め人でにぎわう桜木町、
そこから徒歩三分のところにある「横浜にぎわい座」。
ホールのような快適さに、
飲み食い自由の寄席らしさもあっていい会場。
「新作派による古典の会」は、
昇太曰く
「こうしといた方がお客さんが入ると思ったから」という
タイトルらしく皆古典を演じた。
約一名反則技あり。

まず出演の5人が大喜利風の挨拶。昇太が白鳥のことを「新潟」と呼んでうける

■神田ひまわり
「今日のメンバーの中に入っては何をやってもダメですから」と元気よく勤める。

■神田山陽「?」失念しました。◎
なんといっても勢いを感じさせる高座ですね。マクラが長くて本題はやや早口で分かりづらかったです。宮本武蔵のネタをやると言って釈台を叩いたとたん場内からプシュッと缶ビールの栓を抜く音が。「やめた!」と別のネタへ。

■林家彦いち「反対車」○
あっさり目の演出でしたが、僕はこの噺はあまりくどいよりもさっとやった方がいいと思うので気に入りました。以前聴いた時より格段に良かったです。

■三遊亭白鳥「トキ蕎麦」◎
座ぶとんが緑のものに置き換えられたので、「もしや」と思っていたらやはりこのネタでした。もうこのネタは古典ではありません。反則技はこれ。でも池袋で観たそば粉はピンクだったです。何色あるのかしら。

中入り

■柳家喬太郎「心眼」○
白鳥師がバカうけしていたので、思いっきり渋いネタをやるだろうなと思っていたら、やっぱりそうでした。こういう喬太郎もおつでゲス。

■春風亭昇太「御慶」○
本では読んでましたが、はじめて聴く噺です。やや消化不良の印象。
「ギョケーッ」と叫ぶのも人物描写的に違和感がちょっとありましたネ。