15.8.31

8月の末日、ところは名古屋中村区の食事処「楽」。
若手新作派の白鳥を見にでかけました。

■白鳥「勘当船」
■白鳥「ある愛の詩」
休憩
■白鳥「青春残酷物語」

「いろんなパターンの噺を聞いてもらう」という白鳥の前置きにもかかわらず、三席はいずれも同工異曲。前の二席は噺としての完成度ももう一つ。「青春〜」はなかなか完成度は高いが、演じていて人物が混同するのと、噺の後半は完全に聞き手も筋が読めてしまっておもしろさは半減した。ときどき風刺ネタが挿入されるものの、思いっきりあぶないかというとそうでもなく、中途半端でじれったい感じ。「新作落語を聴く会」なので、こういったネタの並びにならざるをえないのは仕方ないが、お客さんに助けられたとはいえそのお客さんにはキツイ三席だったのでは。