15.8.17

サンケイホールの一門会、17日分です。

紅雀「道具屋」
都丸「漫談」
千朝「替り目」
朝太郎「手品」
米二「牛ほめ」
米朝「鹿政談」
休憩
雀松・米左のかっぽれ
雀々「さくらんぼ」
南光「恨み酒」
上方寄席囃子
解説・米朝/実演「蛸芝居」の一部・吉朝

長さは3時間10分の会だが、満足感はいまひとつ。
五十人近い一門の数。少しでもたくさんの人に出番をという気持ちはわかるが、ひとりの持ち時間が短かすぎる。「手品」も「かっぽれ」も退屈感を助長しただけ。正味うしろの三人だけ。

雀々は客席とのやりとりがうまく、疲れぎみの客を よく集中させる。今日はほとんど汗を拭くことがなかった。南光の「恨み酒」は織田正吉さんの作品だが、ロビーで織田さんを見ました、私。時々声がでんようになるんやないかと心配になるほどかすれるのが聞きづらい。まくらは面白かった。
上方寄席囃子ももうちょっと工夫できんもんかしら。蛸が逃げ出そうとして六法を踏んで引き込むところまでの吉朝の実演がやっぱり一番良かったねぇ。
「一宮たなばた」の吉朝二席の方が満足感があったというのが正直な感想でした。