15.8.7

前回の年末ジャンボ落語会のときは
補助席まで出て、満員状態。
今回も・・・と思いきや、 7割程度の入り???。
吉朝師曰く「お客さんがこの会は違うと気づき始めたのでは」と。
何に気づき始めたのだろうか。
不思議、不思議、不思議。満員になって当然なのに。

■吉坊 「鷺とり」
口跡の良さは相変わらず。お客さんより落語を楽しんでいる様子。このまま固まってしまわないかと心配するほどの安定感。

■千朝 「宿替え」
千朝らしいほんわかしたムード。これが大好きというお客さんも多いと見た。ちょとしたくすぐりで、あの枝雀師の大爆笑編が頭によみがえり、演者には申し訳ないが、枝雀をオーバーラップさせてしまっていた。

■吉朝 「上燗屋」
高座に上がるなり、ちょっとした笑みで我が世界に引き寄せる。今、くだまかせたら吉朝ほど扱いが難しい酒飲みいないのではないかと思わせるほどの展開。

■千朝 「花筏」
千朝らしい誠実な語り口。演者の人柄が伝わってくる。ただ、全般に表情が暗い感じがする。提灯屋さんが夜ばいに行ってしまう、この話の昔からの設定、そういう人なのかなあ、この提灯屋さん。

■吉朝 「口入屋」
「ファイト一発」「すいか」というギャグにはまってしまった。吉朝恐るべき。吉朝師、自由自在の落語の世界をたっぷり堪能。