15.3.8

今年二度目の大阪サンケイホール。
指定席Z席。
一番後ろと思いきや、ZA、ZB・・・と続くため、
後ろから10列目ほど。
高座はかなり高くしてあるが、
傾斜がないホールで見にくい。
前の人の頭が時間が経つにつれて大きくなっていくようで
(そんなアホな)
小牧落語を聴く会がうらやましい。
(世話人が書いてどないする)

■桂雀喜 田楽喰い
明るく元気のある高座。はっきりしていて気持ちがいい。平板なのが残念。

■桂雀三郎 神だのみ・青春編(小佐田定雄作)
単純でおもしろい。主人公、神様、お袋さんのキャラもおもしろい。
中高校生が初めて聴く落語がこういった新作だともっと落語ファンが増えるのかもしれない。

■桂文我 しらみ茶屋
うまい。安定した芸。だが、何かのめり込めない。ネタのせいか?
それとも僕のせい?

■桂雀三郎 軒づけ
上方落語との出会いは米朝の「軒づけ」。それだけに思い入れも強いネタ。
小牧落語で演じた「軒づけ」よりも数段におもしろくなっていた。
「テーンツク、テンテン」「うなぎでお茶漬け」という言葉を待っているかのように笑うお客さん。
舞台と客席の一体感をひしひしと感じる。

中入り

■滑稽浄瑠璃 太夫・桂雀三郎  三味線・桂文我
前の「軒づけ」からの受けはさらに続き、笑いが絶えない。

■桂雀三郎 寝床
プログラムを見たときに、ここまで義太夫が続いて飽きはしないかと思ったが、
「軒づけ、滑稽浄瑠璃、寝床」の三連続はよく考えられていて、
むしろ単品よりよく受けたのではないかと思うほどだった。
それにしてもすごい体力。声の調子もよい。
枝雀風味があちこちで感じられたが、あの雀三郎独特の言い回しの中でしっくりマッチしていた。
この人の世界もしっかりできてきたなあとえらそうに思っていた。
後ろから聞こえるおばちゃんの甲高い笑い声に、
「なるほど、こういうところがいいのね」と一人楽しんでいた。

中入り

■桂雀三郎とまんぷくブラザーズ  お笑いコンサート
自分好みの歌が続き、満足。「往診ハラショ」が特に好き。

開演5時、終了8時45分という実に長丁場。しかし、飽きさせず。しっかり楽しめた。