15.2.1
新宿末広亭2月上席。
これまでは地下鉄を上がってから、すんなりと末広にたどり着いたことがなかった。
今回は秘密兵器あり。インターネットで地下鉄「新宿三丁目」から
末広までの写真入りマップを手に入れ、その通りに。1分足らずで到着。
いままでなんと回り道をしていたことか!ショック!
木戸銭を払い、久々の木戸をくぐる。
「お二階にどうぞ」という案内にびっくり。見てみたら1階は満席。
初めて末広の二階へ。
2階席最前列にずらっと並んだお客さんの列に入れてもらう。
最近はホール落語ばかりに通っていたため、
天井の汚れ具合などを見ながら「こういうところが寄席なんだ」と再確認。
■とし松(曲ごま)←紙切り「正楽」の代演
■玉の輔「宗論」
久々に聴いた「宗論」。この噺はこんなにおもしろかったかしら、と思わせられた。
オリジナルなギャグも多く、それも噺の中でしっかりとはまっていて、聴いていて心地よい。
■彦いち「葬儀屋」←新作。演目は私の想像
これが「彦いち」なのねと、じっくり観察。東京の若手もいいねえ。
感覚がいい。年配のお客さんにも確実に受けている。
■小満ん「時そば」
「短く仕上げましたよ」なんていう雰囲気はまったく感じなかったが、
時計を見たら、わずか10分あるかないか。さすが。
■笑組「漫才」
教育ネタ漫才。いいネタいただきました。
■小猿治「錦明竹」(東北版?)
喬太郎の代演。「え〜えっ」て言うのが本音で、喬太郎見たさに末広に来たと言いたいけど、 これもよく練られたいいネタを見せてもらいましたという気持ちになりました。
東京の寄席って、ええじゃないか!とここまででも満足。
中入り
■円太郎「勘定板」
勘定板なんて、寄席でしか聴けない噺。ここは寄席なんだよなあと妙に感心。
そして、まくらを聴いても再認識。ホール落語で聴くような定番のマクラはなし。
■たい平「宿替え」
華がありますねえ。「お客さん、よく勘定板聞きながら、サンドイッチが食べられるね」とお客に一言。
「あっ、ここはうなづくところじゃないんだからね」とまた一言。この一体感が寄席の良さ。寄席に来たなあと たい平の出で再度実感。
いつものようにマクラをたっぷり。JRホームネタなど多数。
「宿替え」はいきなり壁に釘を打つところから入る。まさに壁から釘。いや藪から棒。
寄席で生きる芸人って、たい平のような芸人なんだなあ。
新幹線の時刻の関係で、ここで出る。
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